home-
-ふたりのブログが引越しました!
anzuBloghamaBlog
-News -Live Info. -Discography-Biography -アープは断然、ライブがいい。-Special Contents -Mobile -Fanmail -メルマガ登録---RSSでの購読はこちらから
HOME > アープは断然、ライブがいい。 > Vol.16 「わたしのこえ」 ~53本の放射線~
アープは断然、ライブがいい。
Vol.16 「わたしのこえ」 ~53本の放射線~

渋谷の一角にある、小さなライブハウス。細い階段を下り、重いドアを開ける。
冬空に晒された息の白さが、不自然なくらい暖かな空間。
ライブハウス、多作。今日は、幸せをたくさん作る場所。


[2007/12/2
「わたしのこえ」~53本の放射線~@多作]

0.forest
1.あなたに逢えて…
2.夕立
3.優しくなりたい
4.アルペジオ
5.愛をしよう
6.Nevermore
7.Everything is beautiful
8.おやすみなさい (Instrumental)
9.まぶた
10.Reborn
11.金木犀
12.横顔
13.ウレシ泣キ
14.わたしのこえ

Encore-1. 桜 -Piano version-
Encore-2. 光のさすほうへ


ステージは、ない。arpと聴き手を仕切る物も、ない。
このライブでは、全員がスポットライトの対象。
壁には、白いヴェールが掛けられ、その前にarpの居場所が作られる。%E3%81%8B%E3%81%B9.JPG

ピアノの椅子を調節する濱田。笑顔だ。リハーサル、しっかりと声が通るあん朱。若干、緊張気味か。

放射線ライブ、第二回。チケットは完売。所要時間、2分。
一番驚いたのは他でもない、当人達。
知らせを受けてから、今日まで。ふたりは何を思い過ごしてきたのだろう。
その53人が、壁の向こうにいる。そろそろ、全員の息の白さが薄まる頃か。
あの頃は遠かった待ち合わせの時間が、手を伸ばせば届くところまで来ていた。





会場には、forestが流れ始める。
毎度思うが、自分達を待つ人の所へ向かう気分は、どのようなものなのだろう。
残念ながら、表情からはそれを読み取ることはできない。毎度の事だ。

音が最高潮に達した時、歩き出したのはあん朱だけだった。

『あなたに逢えて・・・』
今日は、あん朱の弾き語りから始まった。

とても心地良く響く、ピアノの音。あん朱、腕を上げたか。
そして、いつも声。勿論こちらもとてもいい。
少しだけ震えて聴こえるのは緊張か、いや感情だ。

彼女にとって、今日最初にして最大の壁を、難なく乗り越えた。

あん朱に向けられる拍手と同時に、演者が揃う。
濱田、そして、もう1人。

3人が揃い、次の曲を待つ。
そこに響き出したのは、夏の雲のように深く、厚い、チェロの音。

anmomo.JPG
『夕立』

今日のパートナーは、百瀬郁子。もう、彼女の説明は要らないだろう。
会場は、53脚の椅子を並べてもう一杯。
そんな小さな空間で、チェロを聞けることなど、人生で何度あるだろうか…

続いては『優しくなりたい』

annhama.JPG
何だか、一気に魅せられた、圧倒された気分だ。
クールに、激しく、美しく。これがarpのかっこよさ。
その強さは、今までで最大のような気がする。

会場全体に張り詰めた緊張…
こうなることを分かっていたかのように、濱田が次の曲を流し始める。

『アルペジオ』そして『愛をしよう』

甘く、優しい音。あん朱の色気のある声がその場を包む。その声に酔いしれてはいるが、全ては濱田の術中の中。素晴らしい。
「第二回、張り切っていこうと思います。」
そんな彼の言葉も、よく解る。

次は『Never more』

穏やかな歌詞に詰まった、とても強い想い。メロディが綺麗な余り、歌詞を聴きそびれていた。
きっと、誰もが一度は経験する感情。それはあん朱然り、濱田然り。

続いて『Everything is beautiful』

聞いていると、幸せな気分になる。
arpが聴く者に与えるのは、涙や感動だけではなかった。


ここで、一度あん朱が退場。
お送りするのは『おやすみなさい』インストメンタル。
濱田と百瀬の一番の見せ場だ。

Theオリエンタル。
舞台裏では「こっちの方がいいんじゃない(笑)」とあん朱。
どちらも良いが、これは本当によい作品だ。いつか、また聞けるだろうか・・・。

あん朱が戻り、三人で奏でる『まぶだ』

そして『Reborn』ここでしかできない、『Reborn』。
舞台の中心から、放射線を放つ。

sannin.JPG次の曲、『金木犀』。チェロの響きで、切なさ倍増。少しだけ、変わったアレンジ・・・

続いて『横顔』、『ウレシ泣キ』

ここでも感じる、幸せ。
ささやかな出来事と、「あなた」。笑顔にこぼれる「涙」。

日常の中で見つける幸せは、この壮大な音楽のように、本当は僕たちを包んでくれているのかもしれない。

楽しい時間は、本当にあっという間だ。どうしてこんなに。と思うくらい、早いものである。

「みんなと音楽に感謝している。」

ありがとう。言葉で言うのは容易い。

「ここにいるみんなに届けたい曲。」

だから二人は、アーティストらしく、その気持ちを歌に込める。


「これが、私の声です。」annhama2.JPG


最終曲 『わたしのこえ』

― 例えあなたが自分を嫌っても、私はあなたが必要なの ―


arpの代表曲が、またひとつ。増えた瞬間。
この瞬間を創ってくれた、全ての人に感謝。


ライブ中、濱田がこんなことを話していた。
「>」このマーク、よくメールの引用符で使われるマークだ。
エンジニア業界では「Redirect」と呼ぶらしい。
みんなへの返信という意味を込めて、次リリースされるミニアルバムの名前を
「Redirect」に決めた。と。
話している間、ふたりはとてもウレシそうだった。


1月26日。ワンマンライブ「零」
ニューリリースは、その日に決定しました。              

                                     Mura Jun



<< Vol,15 大宮あん朱一人舞台 ~金木犀モノ語リ~ |Vol.16 「わたしのこえ」 ~53本の放射線~ | Vol.17 ワンマンライブ「零」@渋谷WOMB >>