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Special
大宮あん朱インタビュー < 2008年。>

<<今年1年いかがでしたか。率直な感想を聞かせてください。>>

新生arpとして、全く新しい環境で2年半ぶりにミニアルバム「>Redirect」と、フルアルバム「arp」をリリースし、想いが形になった年でした。
また、ライブを通じて、人間-人と人の間に-、時間-時と時の間に-、宝物が隠れていることを改めて実感しました。ann02.JPG


<<2枚のリリースに関して、それぞれ違った思いがあると思います。それぞれについて教えてください。>>

「>Redirect」は、デビュー前の曲もあり、新旧含めた5曲。様々な味の「愛」を表現したミニアルバムになりました。レコーディング初日には、がちがちに緊張したのは、今でも忘れられません。
「arp」は、どの曲もarpイズムが濃いと思います。勢いのある曲は最大限に勢いよく、重い曲も最大限に重い。arpの多面性を表現した、バラエティ豊かなアルバムになりました。自分が自分に嫉妬する、自信作になりました。

<<次のリリースは、どんなものにしたいですか?>>

2008年にリリースした曲たちは、1曲1曲がまるで短編小説のような仕上がりだったと思います。曲単体で、インスピレーションや発想を受けて作ってきたので。でも、瞬発力のようなその創作方法は、「arp」をリリースしたことによって、一つ達成したかなと思っていて。次作は、アルバム一枚で1つのテーマが伝わるような、連鎖した作品にしたいと思っています。

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Wombでは、会場の雰囲気もそうですが、画伯コーナーがあったり、「Yes」に代表されるような開け放たれたイメージを、より具体的にライブにも昇華できたのではないかと思います。「泣ける」だけじゃないarpの側面が出せていたらと思います。
53本の放射線4daysは、みんなに宝物をたくさんもらいました。歌い手として、常に意識している「1対1」という表現を、多作では如実に感じ取ってもらえたと思うし、物理的にも精神的にも距離が近かったし。歌をうたえる幸せを噛み締めましたね。心と体と、時間と空間を使えば、人と人は、音楽で宝物がつくれるって思えた、夢のような時間でした。
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<<ソロ活動もスタートしましたね。始めてみていかがですか?>>

弾き語り・・・本当に最初はプレッシャーでした。今でもそうかな(笑)。わたしは、「没頭する天才」と自負していますが、ピアノを弾きながらという作業は、どこかで冷静な客観的な自分が必要で。得意分野ではない。
だけど、一人で表現しきれる楽しさや醍醐味も感じられて、今は楽しいです。全く出来ないことをする、ということが年をとるごとに減ってしまうと思うので、
立ち向かえる環境があることは、本当に贅沢者だと思います。テリトリーが広がることのわくわくした気持ちを持ち続けたいです。

<<今年1年の活動で、一番嬉しかったこと、一番悔しかったことを教えてください。>>

嬉しかったことは、53本の放射線4daysで、宝物のような空間をみんなで作れたこと。
神様は人と人の間にいるんだと思いました。
悔しかったことは、弾き語りライブでの大失敗。悔しさをバネに未来を創造したいです。

<<今年、ファンの心に何を残せたでしょうか>>

残せた、というのはちょっとおこがましいかな?音楽は、嗜好品で贅沢品で。きっと、何も残せません。例えば、聴いてくれる人の生活に悩みがあっても、それを解決してあげられるような具体的な活動ではない。だけど、友達や上司にアドバイスをされた言葉でも動かない心の扉をそっと開けられるような魔法が、音楽にはあると思います。
 そっと、背中を押して、歩き出す一歩のきっかけになれるような、音楽表現ができていたらと思います。
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<<自分自身、今年一年で成長できたと思いますか?>>

できたと思います。辛い日々が多かったから。その分、摩擦で自分自身が磨かれていて欲しいなと望みます。

<<最後に、来年は何に挑む予定ですか?どのような年にしようと思ってますか?>>

最近、「人を笑わせる」ことに興味があります。今までは全くなかったけれど。「笑わせる」って、ふざけていることだと思っていたから。だけど、人間にとって、「笑い」やユーモアは人生を豊かにするんじゃないか思います。
恥も悲しさも、「笑い」に昇華できれば、誰かの笑顔やエンターテイメントに変わるし。
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なので、「真面目」なだけじゃなくて、「ユーモア」と共に奥行きのある人になりたいし、そういう作品を作れたらと望みます。



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